クリスチャン・ラッセンはバブル期後半に一世風靡した画家。

彼の絵もまた当時の投機の対象にされました。

バブル期時代を振り返ってみましょう。

◎ゴッホの「ひまわり」、45億円なり。

バブル期は、回答者である私の記憶では1982年までの10年間ほどで、その後半にマックスを迎え、5年後にシュリンクしました。

私が所有していたのはラッセンではなく、カトランやジャン・ジャンセン、アンディー・ウォーホールなどでしたが、いずれも購入時の5倍~10倍の値が付いていました。

当時、ゴッホの「ひまわり」が、45億円で落札されたのは有名な話です。

ラッセンはそのころのかなり後半になって浮上した画家で、ポケットに100万円の束を3つ入れた画商が、ラッセン発掘の話を自慢げにしていたのを覚えています。

◎ラッセンも金儲けのツールになっていた。

骨董品、美術品、絵画などが投機の対象になっていたのがバブル期で、そのころ、純粋に絵を愛する人は、じっと家に引きこもり話題に参加せず、金目的のいやらしいオヤジたちがもっぱら絵でいくら儲かったかを自慢していたのが飲み屋の光景でした。

ですからラッセンをそのころに知った人は、ラッセンに対してイヤなイメージしかないのだと思います。

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◎絵は純粋に楽しむもの。

市場価格が値上がりするのはうれしいものですが、一喜一憂する対象ではありません。

10倍の値が付いた私のコレクションですが、もちろん売りませんでした。

心の底から好きだったからです。

絵にまつわる思い出もあり、絵に救われた経緯もたくさんあります。

ラッセンもそうです。

持ち主が自分の分身として愛してあげられたら、絵はそれで幸せだと思います。